・新NISAではどんな銘柄を選べばいいの?
・銘柄が多すぎて選べない…
・銘柄選びのポイントが知りたい!
こんな悩みを解決できます♪
結論から言うと、新NISAで銘柄を選ぶときのポイントは①コスト②トラッキングエラー③純資産総額の3つ!
いきなり難しい言葉が出てきたけど、わかりやすく解説するから安心してね🫶
今日は、新NISAの銘柄選びのポイントを詳しく紹介していきます!
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アクティブファンドではなくインデックスファンドを選ぼう
投資信託は大きく以下の2種類に分けられます。
結論として、初心者さんはインデックスファンドを選ぶのがオススメです。
まずは2つの違いとインデックス投資を選ぶべき理由を詳しく解説していきますね。
インデックスファンドとは?
インデックスファンドとは、市場全体の値動きを示す指数(インデックス)と同じような成績を目指す投資信託です。
主なインデックスファンドには、このようなものがあります。
日本株式 | 日経平均株価(日経225) 東証株価指数(TOPIX) |
---|---|
米国株式 | S&P500 NYダウ ナスダック総合指数 |
全世界株式 | MSCI ACWI FTSE GACI |
例えば、日経平均株価を指標とするインデックスファンドは、日経平均株価を構成する会社全体にまるっと投資するイメージ。
インスタでよく見るオルカンはMSCI ACWIを指標とするインデックスファンドだよ✨
インデックスファンドの特徴は、このようになっています。
- コストが安い
- 手軽に分散投資できる
- ある指数と同じ動きを目指すのでわかりやすい
インデックスファンドは、少ない資金でも分散投資ができるのが最大の魅力です🫶
アクティブファンドとは?
アクティブファンドとは、インデックスを上回る利益を目指す投資信託です。
アクティブファンドの特徴は、このようになっています。
- インデックスファンドに比べてコストが高い
- ある指数を上回ることを目指す
アクティブファンドでは、投資のプロであるファンドマネージャーが企業調査や分析をして、投資信託に組み入れる銘柄を決定します。
しかし、アクティブファンドはファンドマネージャーが銘柄を分析する手間をかけているため、一般的にインデックスファンドよりコストが高いです。
インデックスファンドを選ぶべき理由
インデックスファンドを選ぶべき一番の理由はコストの安さです。
新NISAは長期投資を前提としているので、コストの差は大敵。
コストが0.1%違うだけで、将来的には何百万円もの差が生まれる可能性があります。
そのため、できる限りコストの低い商品を選ぶことが重要です。
でも、プロが運用するアクティブファンドのほうが
利益を出せるんじゃないの?
実はそうとも限らない…
実は、アクティブファンドの9割がインデックスファンドに負けているというデータがあります。
下の図は、インデックスファンドの成績を下回っている日本のアクティブファンドの割合です(2017年6月末時点)。
過去10年では、日本株で6割以上、外国株ではほぼ負けてるね…
つまり、インデックスを上回る成績を目指しているものの、実際は負けているアクティブファンドが大半なのです。
インデックスファンドに勝てるアクティブファンドがあるのも事実ですが、その投資信託を見つけるのはとても難しいの現実。
銘柄を選ぶときに見るべき3つのポイント
それでは、銘柄を選ぶときに見るべき3つのポイントをお伝えします。
楽天証券とSBI証券で、実際にどの部分を見れば良いのかも一緒に確認していきましょう!
それぞれ解説していくよ〜!
①コスト(信託報酬)
投資信託にかかる主なコストは以下の3つです。
- 販売手数料
- 信託報酬(運用管理費用)
- 信託財産留保額
この中で、販売手数料や信託財産留保額は無料の銘柄も多いため、重要なのは信託報酬です。
信託報酬とは、投資信託を保有している間に毎日差し引かれる手数料のこと。
新NISAのつみたて投資枠対象のインデックスファンドでは、信託報酬の上限が決められています。
それでも、一番低いもので約0.06%、高いもので約0.75%と10倍以上もの差があります。
長期投資をする上で、コストの差は大敵。
コストがどれだけ大事か一緒に確認しよう!
同じ指数に連動する2つの投資信託で、信託報酬が0.1%違うと30年後にいくらの差を生むのかを以下の条件でシミュレーションしてみました。
- 信託報酬:0.06%と0.16%
- 積立額:3万円/月
- 積立期間:30年
- 期待リターン:5%
シミュレーションの結果はこちらです。
コスト | 0.06% | 0.16% |
---|---|---|
積立額 | 3万円/月 | |
積立期間 | 30年 | |
期待リターン | 5% | |
最終積立金額 | 2,469万円 | 2,424万円 |
コストが0.1%違うだけで45万円も差が出るの!?
他の条件は一緒なのに…🥺
このように、コストは資産総額に大きな影響を与えます。
積立額が大きくなるほど、積立期間が長くなるほど、コストの影響が大きくなり資産の差が開いていきます。
連動する指数が同じであれば、期待できるリターンが変わらないので、できる限り信託報酬の安い銘柄を選びましょう。
楽天証券・SBI証券での信託報酬の確認方法は次のとおりです。
- 楽天証券:ファンド詳細画面の「手数料・詳細」をタップ。(画像左側)
- SBI証券:「積立かんたんアプリ」個別銘柄画面の「詳細情報」をタップ。(画像右側)
②トラッキングエラー
トラッキングエラーとは、投資信託のリターンと目標とする指数のリターンがどれだけ離れていたかを示す指標です。
インデックスファンドは、目標とする指数と同じ動きを目指すもの。
そのため、目標の指数と連動する運用ができている=トラッキングエラーが小さいほど優秀な投資信託だと言えます。
インデックスファンドを選ぶときは、トラッキングエラーの小さい投資信託を選びましょう。
楽天証券・SBI証券でのトラッキングエラーの確認方法は次のとおりです。
- 楽天証券:ファンド詳細画面の「運用実績」をタップし、下にスクロール。(画像上)
- SBI証券:パソコンでSBI証券にログインし、投資信託の銘柄詳細画面の「分析」をクリック。(画像下)
ちなみにSBI証券の場合は、パソコンサイトからでないとトラッキングエラーを確認できないので注意してください。
③純資産総額
純資産総額とは、投資信託に投資されている資産の合計で投資信託の規模を示します。
それだけのお金がその投資信託に集まってるってこと!
純資産総額が小さすぎると、投資信託の運用が途中で中止になってしまう危険があります。
対して、純資産総額が大きい投資信託は安定した運用が期待でき、運用中止になる可能性は低いでしょう。
そのため、純資産総額の大きい投資信託を選んでおくと安心です。
楽天証券・SBI証券での純資産総額の確認方法は次のとおりです。
- 楽天証券:ファンド詳細画面の「基本情報」をタップ。(画像左側)
- SBI証券:「積立かんたんアプリ」の個別銘柄画面の「実績」をタップ。(画像右側)
新しい投資信託が出たらすぐに買ってもいい?
SNSで見た新しい投資信託を買ってみたい!
待って!すぐに新しい投資信託に乗り換えるのは危険🥺
新しい投資信託がSNSで話題になっていると気になりますよね。
しかし、新しい投資信託では特に注意したい点が2つあります。
- 過去の運用成績がわからない
- 隠れコストがわからない
新しい投資信託では、過去の運用成績が全くわかりません。
そのため、その投資信託にどれだけのリスクがあるのか把握できないのです。
投資をする上で、リスクが不明のまま商品を選ぶのは非常に危険です。
また、投資信託の運用中には信託報酬以外にも『隠れコスト』と呼ばれる手数料がかかります。
投資信託が監査を受けるときの費用や、
株を売買するときの費用がかかってるよ!
隠れコストも実際に運用が始まらないとわからない手数料です。
運用報告書とは、決算ごとに発行されるその投資信託の運用成績をまとめた報告書のこと。
隠れコストは運用報告書の『1万口当たりの費用明細』という項目に書かれています。
信託報酬+隠れコスト=投資信託にかかる実質コスト(本当の手数料)です。
少なくとも一度は運用報告書が発行されてから、その投資信託を買うか考えましょう。
まとめ:3つのポイントをおさえて銘柄選びをしよう!
今回は、新NISAの銘柄選びのポイントついて詳しく紹介しました!
最後に銘柄を選ぶときに見るべき3つのポイントをおさらいしましょう。
新NISAのつみたて投資枠で買える投資信託の数は、現在約300本。
この300本は金融庁が厳選した銘柄だけですが、どれを選んでも安心というわけではありません。
今回紹介した3つのポイントを参考に、自分が納得できる銘柄を選びましょう🫶
ふゆと一緒に勉強していこう〜🥰
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